パニック障害 |
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堂本剛さんや長嶋一茂さんの話題でパニック障害という言葉を耳にするようになりましたが、一般の人がパニック障害という病気を理解し始めたのは最近のことです。 ■初めてのパニック発作 子供の頃、よく自分の呼吸が気になり、何となく酸素が足りないような気がして、深呼吸をしていました。 でも、すればするほどだんだん息苦しくなってきて・・・これは多分、過呼吸だったんだと思いますが、その当時はそんな言葉はありませんでした。 仕事をしだして、徹夜がつづいてひとだんらくした初夏の暑い午後、踏み切りで電車が通り過ぎるのを待っていました。 その時、心臓がドキドキしだして、息が苦しくなってきて、「意識がなくなるかもしれない」という恐怖感に襲われました。 私は立っていられなくなって、その場にしゃがみこんでスニーカーの紐を結びなおすふりをして耐えました。怖くて、でも、周りの人に変に思われないように、何回も紐を解いては結びなおしていました。 踏切が開いて、しばらくしてから立ち上がってみました。そこからタクシー乗り場まで30メートルぐらいだったので、がんばって歩きました。 タクシーを待っている人が4、5人いました。それを見て、またドキドキしてきて、携帯で友達に電話をしました。 「なんか、気を失いそうですごく怖いから、話をしていて」と言うと、「大丈夫、もしそうなったらだれかが救急車を呼んでくれるから」と言ってくれたんですが、「タクシーに乗って家に着くまで話してて」と頼んでずっと携帯で話をしていました。 家に着くとやっとほっとして落ち着いてきました。「今のはなんだったんだろう?」と思い、それからいろいろな病院に行きましたが、結局、「自律神経失調症」と言われるだけで治療も薬もありませんでした。 それからしばらくの間、バスや電車に一人で乗れなくなりました。乗ろうとすると全身の血が引いて、手足が重くなって、「乗ったら気を失うかもしれない」という思いがしました。 ■再びパニック発作 それから何年か後に、結婚をして長男を産んで5ヶ月ぐらい経った1月のある日、母に長男を見てもらって、ひとりで新宿まで外出をしようと電車に乗っていると、ドキドキしてきて全身の血が引いていくような感じがしました。 私はまたスニーカーの紐を直すふりをしてしゃがみこんで、次の駅に付くのを待って耐えていました。扉が開くと一番に出て、ベンチに座りました。 少し落ち着いて電車に乗ろうとするとまた不安感が襲ってきます。何度も電車に乗ろうとしては乗れずにベンチに戻って座っていました。 何とか家に帰らなくてはいけないと思い、以前の発作のとき、お酒をちょっと飲んだらバスに乗れたのを思い出し、駅の売店でビールを買って半分ぐらい飲んでしばらくしてから電車に乗れました。 その当時は夫が月の半分ぐらい出張で不在でした。そのあいだは実家の母に来てもらったり、私が長男を連れて実家に行ったりしていました。 夫に言うと「疲れてるんだろう」と言われましたが、私の症状は理解してもらえませんでした。 母はいろいろな病気をしているので、私の症状を理解してくれましたが、それが何なのかは分かりませんでした。 それから症状はどんどんひどくなって、とうとう実家で布団に寝たままになってしまいました。長男もまだ自分で動き回る月齢ではなかったので、一緒にずっと寝ていました。母のおかげでそれができたのですが。 横になりながらいろいろな本を読んだりしているうちに「パニック障害」という病気があることを知りました。症状が私と一致していました。それを見つけたときは「私はこれなんだ」と、やっと分かり、とてもうれしかったのを覚えています。 ■パニック障害の特徴 パニック障害の初期症状として、突然不安感に襲われ、めまい、吐き気、動機やしびれが起こり、自分がどうにかなってしまうのではないかと混乱します。これを不安発作やパニック発作とも言います。 そしてまたこのような発作が起こるのではないかと不安になります。これを予期不安と言います。予期不安が1ヶ月以上続くようであれば、パニック障害を疑われます。 パニック障害と診断された友人は、人がたくさんいるところにも出席しなければならない時や遠出をした時、発作が起きるようです。そのため、遠出をする時は誰かがついていなければなりません。これを広場恐怖と言います。広い場所、人ごみの中、乗り物、狭い場所、一人になることなどが怖くなります。 このようにストレスを溜め込むことで、PTSD、うつ病、対人恐怖症などと併発することがあります。この場合は、パニック障害とは診断せず、これらの病気の症状の1つとして扱われます。 ■パニック発作の主な症状 パニック発作には、心拍数の増加、汗をかく、手足の震え、しびれ、呼吸困難、胸の痛み、不快感、めまい、ふらつき、非現実感、寒気、ほてりなどの症状があります。 ■精神安定剤「デパス」 その時母が安定剤の「デパス」と言う薬をくれて、「これはお医者さんが眠れない時とか、ドキドキする時に飲みなさいってくれた薬だから飲んでみなさい。副作用はないって言っていたから」と、錠剤をくれて飲んでみると、うそのように不安感が消えて普通の状態に戻れました。 でも、それからすぐに次の子供を妊娠していることがわかり、その薬も飲めなくなってしまいました。それからは漢方薬を飲んでいましたが、効き目がソフトなので、ずっと母に助けてもらっていました。 8ヶ月の検診の時に切迫早産の危険があるということで出産まで2ヶ月間の入院中は漢方薬も飲めなかったんですが、病院にいるという安心感で発作はあまり出ませんでした。 ■現在は 子供を生んだ後、心療内科を受診して薬を処方してもらいました。体調などによっても変わりますが、現在は下記の薬で安定しています。 常用している薬は、 朝・昼・夕飯後毎 ・ワイパックス錠0.5(1錠)… 興奮を鎮め、不安や緊張、ゆううつな気分をやわらげます。 ・デプロメール錠(1錠)… 意欲を高め、ゆううつな気分を改善します。 また、起こりそうもない事柄へのこだわりなどを改善します。 ・ガスモチン錠(1錠)… 胃腸の働きを整え、胸やけや吐き気などの症状を改善します。 寝る前 ・ノリトレン錠… 意欲を高め、ゆううつな気分を改善します。 私は18年3月から「自立支援医療受給者証(精神通院)」をもらえたので、受診費用や薬代の負担も少なく、月額の上限も1万円までとなっていますが、それをもらう前は月に1万2〜5千円ぐらいかかっていました。今は月額2千円前後ですんでいます。 スポンサードリンク |
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